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第6話 燃える砂 隼は舞い降りた
あらすじ・1
聖都ウェンデルで光の司祭と
面会したロジェたち。
しかし、ウェンデルは永世中立国。
ちからを貸すことはできないという。
そのとき、ナバールの離反者を名乗る男がやってきて、
ちからを貸してほしいという。
ナバールの離反軍を仲間に加えるべく、
闇の神官ベルガーと共に
灼熱の砂漠へと向かう…。
灼熱の砂漠
砂の国ナバールを離反した男…。
彼の案内で、ロジェたちは
灼熱の砂漠へ向かった。
ロジェ
ナバールの離反グループは
この辺りにいるはずだ。
あまり時間もない。
急ごう!
※出撃準備
※視界にファルコンたちが入る
ロジェ
あそこだ!
ナバールの脱走兵たちだ!
ファルコン
クソッ、新手か…!
ペダンの木偶(でく)兵士どもめ!
ロジェ
まってくれ!
オレたちは、あんたの仲間に
呼ばれて、あんたたちを
助けに来たんだ。
ファルコン
……
ラークボーンに…?
それじゃ、ウェンデルから…
助かった!
なんとか 間に合ってくれた。
サンドアロー
ああ…。
だが、どうやら敵に
囲まれたようだ。
あまり ゆっくりさせては
もらえないようだな。
ファルコン
みんな、救援だぞ!
もう少しだ、一気に敵を
蹴散らすぞ!
※戦闘条件が変わる
※時間経過で増援
ファルコン
くそっ…増援か。
父上…。
サンドアロー
上忍まで投入してきたか…。
フレイムカーン様は、やはり
どうあっても、我々を見逃す
つもりはないようだな。
※ファルコン瀕死
ファルコン
こ、こんなところで
倒れるわけには…!
※ファルコン戦闘不能
ファルコン
く…そっ…
しくじった…。
ホ…ホークアイ…。
サンドアロー
ファルコン…!
……。
先に行っててくれ…
ぼくもすぐに行く…。
※サンドアロー瀕死
サンドアロー
くっ、ケガさえなければ
こんな相手など…!
※サンドアロー戦闘不能
サンドアロー
ファルコン…
ぼくを…許してく…れ…
ファルコン
サンドアロー!
しっかりしろ!
サンドアローーッ!!
※殲滅
ファルコン
なんとか振り切ったか…?
※戦闘終了
ロジェ
ふう、なんとか間に合ったな…。
ベルガー
うむ。
皆、無事で何よりだ。
ファルコン
悪いが、自己紹介は
後にさせてくれ。
そら、きやがった!
※ナバール兵が新たに現る
ナバール忍者
いたぞっ!
キュカ
くそっ、倒しても倒しても
わいてきやがる。
ナバールってのは、なんで
こんなに しつこいのかねぇ…。
うわっ!
なんだ?!
※地震が怒る
テケリ
い、い、いったい
どうしたんでありますか?!
※地面からマナストーンが出現
ロジェ
…
なんだ、これは…?!
ファルコン
まさか…
伝説の マナストーン?!
ジェレミア
マナ…ストーン…?
※炎が巻き上がり、精霊が現れる
サラマンダー
太古の昔、マナの女神によって
封印された、
世界を滅ぼすといわれる
8つの災いの1つさ。
ロジェ
うわっ!
なんだお前は?!
サラマンダー
オレは この地下に住む
火の精霊、サラマンダーだ。
なんだか、やけにうるさいんで
出てきちまった。
おもしろそうだから、
手伝ってやってもいいぜ?
うん?
マナストーンが、こんなに
騒がしいのは
初めてのことだしな。
キュカ
火の精霊だって…?
あ、おい、ロジェ。
なにやってんだ?
※ロジェがマナストーンに寄る
ロジェ
石が…
…これは…声…?
…マナストーンの 声か…?
ザン・ビエ
我こそは、世を滅ぼす災いを
その名に持つ、
獄炎の化身 ザン・ビエ。
ロジェ
ザン・ビエ…?!
ザン・ビエ
我ら『神獣』を解放するだけの
ちからは、世界には生まれ出ていない。
今はまだ、な。
だが、我がちからの一部を、
しばし貸し与える事は可能だ。
ロジェ
オレたちに、ちからを…?
なにが狙いだ…?
ザン・ビエ
どうやら、我らにとっても
気に入らぬ事態が持ち上がって
いるらしい。
それに、お前の背後に
影が見える…。
鏡に映った、おぼろげな姿…。
お前なら、あのいまいましき
黒き鏡とやらに、我らを導く事が
できるやもしれぬ。
ロジェ
それは、どういうことだ…?!
※フレイムカーン、ナバールニンジャ現る
フレイムカーン
とうにウェンデルまで逃げたと
思いきや、まだ、こんな所で
這い回っておるとはな。
ファルコン!
どのような理由であれ
ナバールからの離反は許されんぞ。
ファルコン
父上…!
※更にニンジャが現れ、囲まれる
テケリ
さ、さすがに
もうダメであります…。
フレイムカーン
おきてに背いたものには
死あるのみ。
それが、たとえ
我が娘であろうとも。
一度ナバールに背を向けた以上
もはや父でも娘でもない。
覚悟は良いな、ファルコン!
ファルコン
それが、我らのさだめであると
いうのなら…。
フレイムカーン
フン、あえて過去を捨て、
険しきイバラの道を歩むか…。
いいだろう、今日のところは
これまでだ。
だが、これで
終わったと思うなよ。
おきてからは逃れられぬ。
お前も、お前の夫、サンドアローも
お前の子、ホークアイも…。
帰るぞ!
ナバール忍者
…?!
行かせてもよいのですか?
フレイムカーン様。
フレイムカーン
…いずれ、ここで殺されて
いた方が良かったと
後悔させてやる。
全員、撤収しろ!
ナバール忍者
…ハッ!
ファルコン
…。
サンドアロー!
追っ手は、ふりきった。
もう大丈夫だ。
すぐに傷の手当てをしてやる。
サンドアロー
ああ、ファルコン…、
ぼくなら大丈夫、心配ないよ。
ホークアイは…?
ファルコン
ああ、無事だ。
なにも知らずに、ぐっすり寝てる。
私たちの大事な、あの子は…。
サンドアロー
そうか…、よかっ…
ウッ…、ゴホッ!
ファルコン
サンドアロー!
しゃべるな!
じっとしてろ!
サンドアロー
あ、ああ…
すまない、ファルコン…。
こんなことに 巻き込んで
しまって…。
ファルコン
バカ言うな。
誰のせいでもない。
私が自分で選んだんだ。
自分と、家族のために…。
ロジェ
…。
いつ、またナバールの追っ手が
こないとも限らない。
動ける人たちは、いそいで
ウェンデルへ向かってくれ。
ケガ人はオレたちの船へ!
ファルコン
わかった。
よし、みんな、
つらいと思うが
あと少しだ。
頑張ろう!
(終)
あらすじ・2
聖都ウェンデルでナバールの離反者の話を聞いたロジェたち。
闇の神官ベルガーを仲間に加え、灼熱の砂漠へと向かう。
そこでは忍者ファルコンを助け、
仲間に迎え入れる。
また、マナストーンと接触し、
神獣と精霊のちからをかりることに成功する。
ペダン軍に対抗する力のきっかけをつかんだロジェたちは、
聖都ウェンデルへ戻る…。