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第24話 幻影宮 崩壊のノクターン


あらすじ・1
謎の男、幻夢の主教はロジェの双子の兄だった。
鏡の魔力に魅入られた主教を正気に戻すべく、
ロジェは兄に戦いを挑む……。


 

ミラージュパレス

キュカ
クソッ、精霊たちが
吸い込まれてしまったぞ!


※幻夢の主教が現れる

キュカ
こ、こいつは
どうなってやがるんだ!?

テケリ
うきょッ?!
ロジェが2人いるであります?!


幻夢の主教
お帰り…弟よ。


ジェレミア
弟!?

ロジェ
ああ、彼は……。
彼こそは、このミラージュパレスの
主である、幻夢の主教…。
そして、オレの双子の兄だ…。


キュカ
なんだと!?


ロジェ
オレと兄は、ミラージュパレスで
外の世界と接することなく
育てられたんだ…。

やがて先代の主教だった
父が亡くなり、兄がその跡を
継いだとき、オレは外に出された。
従者の1人の養子となって
それまでの過去を
すべて消し去って…。


幻夢の主教
元気そうだな、ロジェ。
もう5年になるのか…?
お前が、ここを出てから。


ロジェ
ああ…。
まさか、兄さんがこんな計画を
進めていたなんて…。


幻夢の主教
1年ほど前か、あの黒き鏡が
発見されてね…
この宮に持ち込まれたのだよ。
そのうちに、冥(くら)き鏡面に
別の世界の景色が見え
音楽が聞こえるようになった…。

そして、鏡にみちびかれるままに
王や将軍と、この計画を実行に
うつすことにしたのだよ。

大陸では、まるでお前の声に
応じるように、マナストーンが
出現したそうだな?


ロジェ
マナの石たちは、オレと
兄さんのつながりを通して
鏡の存在を察したのかもな。


幻夢の主教
フン、それでご機嫌をそこねて
しゃしゃり出てきたという
わけか。
いずれ自分たちが滅ぼすべき
世界に、横から割り込んで
ちょっかいを出されて?

フッ……まあいい。
どうせ、同じ事だ。
誰にも、我らのジャマはさせない。

行くぞっ!

※戦闘開始

 


 


※幻夢の主教が視界に入ると、増援
ロジェ
くそっ、囲まれた…?!


幻夢の主教
ロジェ……。
私とお前と、そしてバジリオスが
そろえば、完璧な布陣となる。
私と一緒に来い。


※バリア破壊
幻夢の主教
くっ、我が障壁を破るとは…。

ロジェ
主教のバリアが砕けたぞ!
攻撃するなら今のうちだ!


※バリア復活
幻夢の主教
どうやら、手加減の必要は
なさそうだ。

ユリエル
主教のバリアが
復活したようです。
気をつけて!



    ※ロジェ戦闘不能
    ロジェ
    くッ……。
    兄さん…。


※主教、撃破
幻夢の主教
クッ!
強くなったな、ロジェ。

※戦闘終了

 


 


ロジェ
ここまでだ、兄さん!
もう、こんなこと
終わりにするんだ!


幻夢の主教
フッ…
残念だったな、ロジェ。
どうやら、時間切れのようだ。


ロジェ
なにッ!?

幻夢の主教
見ろ、エジーナの黒い鏡の
真の輝きを…!
聞け、Ψの歌を!
時は満ちた。
エジーナの鏡が、目覚める!!


※各地の鏡が光を上げ、Ψの字を作っている
※マナの聖域がうっすら姿を見せる

キュカ
あ、あれは…!?


幻夢の主教
太古に封印された、マナの聖域。
世界を創造したマナの女神が
マナの樹となって眠るという。


ロジェ
マナの…聖域…!?

幻夢の主教
鏡にも、封印を解き
聖域をこの地に呼び戻すだけの
ちからはない。
だが、このままでも
聖域からマナのちからを
吸い取ることは可能だ。


※ムービー挿入。主教が、マナの聖域から力を吸い取る。

ジェレミア
マナのちからが…
エジーナの鏡に!?


※夜空に、「Ψ」の星座が現れる

ユリエル
Ψ(サイ)…!?
こ、これが、Ψ計画!?


幻夢の主教
世界がΨに呑まれるとき
呪われし黒い鏡は開き
幻影は真実を喰らわん…。


※突然、ロジェたちの姿が入れ替わる

テケリ(ヴァルダ)
うきょッ!?
どっちがロジェでどっちが
お兄さんでありますか?!


ヴァルダ(テケリ)
これは…いったい?!


キュカ(ガウザー)
ロジェ…?!
なんだ、これは!?
なんで、俺がもう1人いやがる?!


ガウザー(キュカ)
それはこっちのセリフだ!
いったいどうなってる!?

ジェレミア(ファルコン)
マズイぞ、ロジェ!!


幻夢の主教(ロジェ)
世界はひとつではない。
無数の時空、次元が、同時に
存在しているのだ。

※元に戻る

ロジェ
戻った…?
今のはいったい…?!


ユリエル
エジーナの鏡によって
映しだされた、
別次元の自分たちの姿…。
といったところでしょうか…?


幻夢の主教
かつてそうした次元のひとつで
おそろしい大魔女が世界を闇に
落とし、魔界へと変えた。

そのとき、束の間、次元に
かすかな裂け目が生じたのだ。
その次元の裂け目を通って
大魔女の呪いと魔界の闇が
この世界に流れ込んだ。
それこそが、エジーナの
黒い鏡なのだ!

これまで鏡は、眠り続けてきた。
何百年もの間、ひっそりと…。
だが、ついにそれはよみがえる。
今こそ、はるか古の
大魔女の呪いが目覚めるのだ!


※激しい震動が起き、「エジーナ」の文字が浮かび上がる

ロジェ
エ…ジー…ナ?
なんかヘンだぞ、あの字?

※文字が反転する

ユリエル
これは…!?
ちがう、エジーナではない!
鏡の向こう側から記された
文字が、あやまってエジーナと
読まれたのです!

ロジェ
ア…ニス…
大魔女アニス…?!


幻夢の主教
さあ、くるがいい
ロジェよ!
黒き鏡…、魂の門をくぐり
私とともに、幻夢の彼方へ!

※黒い鏡が、吸い込んでいる

ジェレミア
これは…!?


テケリ
ダ、ダメであります!
飲み込まれるであります!!


キュカ
ちくしょう!!



 


あらすじ・2

謎の男、幻夢の主教はロジェの双子の兄だった。
各国に設置されたエジーナの鏡の魔力がひとつになり、
真の力に目覚めるエジーナの鏡。
鏡の魔力によって、引きずり出されるマナの聖域。
聖域のマナのちからがエジーナの鏡へと注ぎ込まれる。
そしてΨのしるしが輝き、鏡の中の世界が透けて見える。
鏡文字となって逆から見えたエジーナの鏡の真の名は、
大魔女アニスの鏡だった。
荒れ狂う魔力の嵐。
ロジェたちは鏡の中へと飲み込まれてしまった…。


※会話はありませんが、キャラが入れ替わったときの配置は、
ユリエル=ベルガー
ロキ=アルマ
でした。